専業主夫のお父さん

赤ちゃんが産まれて、１５日目。

珍しく、親父から電話があった。
昭和１４年生まれだから、７３歳かな。

もちきびの種が、届いたそうだ。
お礼の電話だった。
テレビを観てたら、欲しくなったようで、俺がインターネットで注文した。

その親父が、一樹を毎日、お風呂に入れている。
中学を卒業してから、ずっと大工をしていたので、
親父の手はゴツゴツしている。

そんな手で、赤ちゃんをお風呂に入れて大丈夫かと、心配になる。
大丈夫なようだ。
一樹はお風呂が好きみたいで、上機嫌になるらしい。

電話してきた親父の声が、すごく上機嫌だった。
一樹がかわいくて、たまらないといった様子だ。
こんな親父は、本当に珍しい。

ありがたいことに、一樹をお風呂に入れるため、
毎日、車で２０分のところから、来てくれている。

感謝、感謝。


★妻からのメールを紹介。
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★１０時４４分
一樹がどっさりうんこしたのでオムツ替えてました〓
そういえば本城さんから一樹へお祝いに、柿を一箱頂いたそうです

★１８時３３分
こっちも雨だよ
さっき一樹がオムツ替えの時、おしっこをかなり遠くまで飛ばして、敷物が濡れてしまいました〓
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