2013年02月09日

2月9日(土)、お産の講演会

赤ちゃんが産まれて、12日目。

まずは、妻から送られてきたメールの紹介。
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一樹寝ました〓
看護士の江藤さんに抱っこしてもらいました〓
おっぱいはよく出るようになり、母乳パットを当てないと下着が濡れるほどです〓
ミルクもよく飲むます
諸手続きの方は順調でしょうか?
大変だとは思いますが、宜しくお願いします
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昨夜、お産の講演会を聴きに行った。

演題:お産について考える~お産は命がけ!~
講師:田中政信氏
   東邦大学医療センター大森病院産婦人科
主催:沖縄県立八重山病院
日時:2月8日午後6~7時
場所:石垣市健康福祉センター

感想を述べたい。

一般向けなので、若い夫婦の参加があったが、大半はお産を扱う医療関係者だった。
最初に笑いを取ったり、雑談から入ったりして、聞く人を引き付けていた。
1時間の内容なのに、スライドを60枚くらい使って、テンポ良く話をされていた。

産婦人科医としての本音を聞くことができて、面白かった。
誤解を招くので、ここでは紹介しない。

印象に残った内容。

「日本は世界一安全にお産ができる国」だということだった。

具体的にいうと

1950(昭和25年)に年間4117人の妊婦が死んでいたが、
2010(平成22年)に年間45人に減った。

赤ちゃんの死亡では(周産期死亡というらしい)

1950(昭和25年)に年間10万人以上と推測
2010(平成22年)に年間4515人

10万人あたりの妊産婦死亡率を国別でみると(平成21年)

1位 スイス 1.3人
2位 スウェーデン
3位 イタリア
4位 オーストラリア
5位 日本  4.2人

12位 アメリカ 18.4人

と、日本は5位だが、新生児死亡率をみると(1000人あたり)

1位 日本 1.1人
2位 スウェーデン
3位 イタリア

10位 スイス 3.2人

と、日本が1位だった。

その他の話しでは、お産のできる施設が減っているということ。
産婦人科の医療訴訟が、多いということ。

24時間体制を継続しないといけないし、
産婦人科と医師の環境は、厳しい状況にあるそうだ。

実は、私自身、今回のお産に対して、少し思うことがあった。
妻の作ったバースプランが、全て受け入れられた訳ではなかった。

講師の先生が言っていたが、訴訟にならないようにするには、
患者さんの話を徹底的に聞くことが大切だと話していた。

お医者さんと妊婦さんは、もっと話し合う必要があるのだろう。
そのことで、世界一安全にお産ができる国は、もっと高いレベルへ行くことができると思う。

日本人だから、できるはずだ。


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Posted by ごくらくトンボ at 23:34│Comments(0)赤ちゃん誕生
 
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